僕も母もそれを知った。
母は家に帰ると動揺して放心状態だった。
僕はいつも通りの良い子で母を慰めた。
幼稚園から私立学校に入って大学まで過ごし、親の薦める相手とお見合い結婚して僕を産み、
教育熱心で、潔癖性、本当に良家のお嬢様育ちの母にとって、父の浮気は最も汚らわしい行為だったに違いない。
僕は母の頭を抱えて慰めた。
僕は母の自慢の息子だ。
学校の成績は常にベスト5以内で、球技、陸上とスポーツも万能で大学にも成績優秀の推薦を受け合格確実と言われている。
母は僕を溺愛してくれている。
だから、僕も母を愛している。
母は僕の腕から顔を上げると涙目でこちらを見た。
「雅人、お母さん離婚するわ。
浮気なんて絶対に許せないもの。」
「そんな簡単に決めちゃっていいの?」
「いいの。お母さんには雅人がいるから。」
「お母さん…」
僕が母の方を見ると、母が泣きながら僕に抱き付いてきた。
母の豊満な乳房の感触が下腹辺りに感じられました。